ターミネーター|Tangoの話であったり なかったり(β版)

ターミネーター

2017年4月18日

 先日、勢いで買ったグループレッスンの回数券。あれから使う間もないまま一週間が過ぎてしまいました。あの頃はみんな半袖だったのに、今やダウンジャケットが目立ちます。アッという間です。チケットはあと6回分残っているので、うまくスケジュールを調整しないとなあ......と思って手帳を広げた瞬間、無意識のうちに時間を逆算している自分に気付いて少し寂しくなりました。満員の地下鉄の車両にスタンドマイクとアンプとギターを持ち込んで熱唱しているニイチャンに、拍手を送ってチップを渡している光景を見たり、モヒカン頭のいかにも『北斗の拳』に出てきそうなワルっぽい男が、お年寄りや妊婦さんに誰より先に席を譲っていたり、停留所で30分くらい待たされたかと思うと8台一気にバスが来たり......。無茶苦茶なようで愛すべき国。こちらで暮らしている日本人の方々からよく、「日本の方が安心だけど、帰っても人間関係の息苦しさにもう付いていけないかも知れない」という意見をお聞きしますが、その気持ちもわかります。

 そんなわけで、昨日はグループレッスンに参加してきました。こちらは朝から晩まで1コマごとに代わる代わる違う先生がやって来るというシステムで、時間割を見ながら受けたい授業を選んでいきます。先週の先生が素晴らしく、この日は2コマ受け持たれていたので、両方の授業を選択。この先生、めちゃくちゃ教え方が丁寧で人柄の良さも滲み出ているのですが、ステップはまったくと言ってほどやらずに感覚を磨くトレーニングばかりで人気がないのか、もう一部屋に比べていつもガラガラ。しかし、僕らにとっては非常に有難いわけなのです。

 おかげでグッタリ疲弊しタンゴシューズを履き替えていると、先週も会った50代半ばくらいのアーノルド・シュワルツェネッガーみたいなドイツ人が隣に座ったので、毎日通っているのか尋ねると、当然だ! と言わんばかりに大きく頷いて、「今日は5コマ受けた」と教えてくれました。さすがタフネス(笑)。なかでもこの先生が好きらしく、壁に貼られているスケジュール表を指差して、「See you tomorrow!」と言って帰って行かれました。もし次に会ったら、親指を突き立てて「Hasta la vista, Baby!」と言うようにリクエストしてみたいと思いました('-'*)