T2 トレインスポッティング|Tangoの話であったり なかったり(β版)

T2 トレインスポッティング

2017年5月23日

 ネットで検索をかけたら、新宿ピカデリーで21時半から『T2 トレインスポッティング』が上映されることがわかりました。『トレインスポッティング』、『ムトゥ 踊るマハラジャ』といえば渋谷シネマライズ。当時、どれだけこの映画館に通ったことか。まさかなくなる日が来ようとは......。時の流れは、いつだって容赦がないものです。

 昨夜は義妹さんが遊びに来ていたので、僕は復習のため、嫁さんとふたりは初めてDVDで『トレインスポッティング』を鑑賞しました。

 ふたりともドン引きでした(笑)

 それでいいんです。どこか安心しながら、僕はふたりを残して家を出ました。

 不用意にネタバレをしたくないので内容については触れませんが、前作から20年。監督のダニー・ボイルはその後、さすがアカデミー監督賞を受賞しただけあって、前作の雰囲気を残しつつ、映像もストーリーも台詞の言いまわしも格段に洗練されていて、まさにセンスの塊といった感じでございました。

 僕はこの映画を観るとき、時々タンゴがチラつきます。ドラッグとタンゴ。どちらも心の解放に起因し中毒性がある。本当のところは知りませんが、家族を騙してブエノスアイレスまで飛んで行ってしまったなんていう話はさほど珍しくもなく、先生と生徒さんの不倫とか、タンゴバーのマスターをしていた頃はよく聞いたものです。しかしながら危険な香りの一切しないタンゴというのも味気ない気がするし、結局はなんのために踊っているかを見失わないことなのかな......ということを、この映画は考えさせてくれるのです。

 とはいえ映画館に着くと、若い女性が酒臭いにおいをプンプンさせながら独りで観に来ていたりして、それはそれでカッコよく思えるわけなのでした。