準備|Tangoの話であったり なかったり

準備

2017年6月11日

 今回の小出恵介くんの未成年女性との飲酒淫行事件報道を聞いて、他の芸能スキャンダルより気になってしまうのは、きっと以前、彼に出演映画作品について取材させて頂いて、その後、関係者の皆さんも含めて酒の場に同席させてもらったことがあるからでしょうか。そのときの印象はともかく、自分の立場はよくわきまえていらっしゃるイメージだったのですけどね。優しくて弱々しい感じの役柄が多かったから、いつの間にか派手な飲み方でバランスを取るようになってしまったのかな。そして余談ですが、成宮寛貴くんのときのことを思い出してしまう僕がいました。

 でも仮に当事者が僕で、どちらかを選べるなら、事務所に揉み消してもらってその借りを抱えたまま生かされるより、返しきれるわけもないですが、公の非難の声を真摯に浴びて、反省して償いながら一から人生をやり直せるほうがよいかな。前者の状況を余儀なくされている方は、テレビで見ていてもいたたまれないものです。

 そんなことを考えながら夜寝たら、小出くんと成宮くんがユニットを組んでステージで歌っている夢を見ました(笑)

 さて、おぼろげだったミロンガの企画が、幾つか少しずつ現実味を帯びてきました。そのうちひとつについては、僕が覚悟を決めるかどうかの段に入り、きっとどこかで決めるのでしょうが、小人者の僕としては、いつもこの瞬間、立ち止まってしまいます。書き上げた原稿を編集部に送る直前の感覚に似ています。昨日アキラさんから、「なんだかんだ色んなことがありながら、よくやるねえ......」みたいなメッセージを頂戴したのですが、自分でも不思議です。「なんだかんだあっても好きなんでしょうね」と返事をしたら、「知ってる」と言われました(笑)。要はこういう他愛のない話を書きながら、心の準備をしているのです。