日曜日|Tangoの話であったり なかったり

日曜日

2017年4月 3日

 今までのブエノスアイレスでのタイムスケジュールといえば、到着翌日から朝9時にスタジオに入って準備と復習。10時から2時間、シルビア先生のレッスン。その後1時間復習して慌ててコレクティーボ(バス)に乗って場所を移して14時に別のスタジオに入って復習、15時からマリアニエベス先生のレッスンが2時間、復習が1時間といった感じで、8回目のアルゼンチンとはいえ、実はあまりミロンガへ行ったり観光をしたりということはなかったのですが、今回はメインをミロンガ通いにしているので楽勝だと思っていたところ、とんでもない。今になって疲れがピークになってきました。あげく地図まで見えにくくなっていて、地下鉄やコレクティーボの乗り方が変わっていたり、物価が体感で10倍くらい上がっていたりはしますけど、一番変わったのは僕の体力だったようです(´;ω;`)

 それに気付かず、初日っから結構なペースであちこちに出掛けてしまい、昨日はプエルトマデロ、サンテルモの のみの市を散歩、時間にしたら2、3時間といったところでしょうか。そこで完全に力尽き、ついでに雨まで降ってきたので、そのあと予定していたパレルモ地区の散歩は中止。アパートに戻って遠隔操作で録画しておいた『ドラゴンボール超』を見たり、昼寝をしたりして過ごしました。

 写真はサンテルモ。撮影が下手すぎて熱気が伝えられないのが残念でなりません...

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La Viruta

 僕が心からなんとかならないものかと思うのは、ミロンガがはじまる時間です。昨夜も「La Virutaにいいダンサーが集まるから、1時半頃おいでよ」というような感じで声を掛けて頂いたのですが、実際にゾロゾロ集まり出したのは2時過ぎくらいでしょうか。決まって、「日本だとちょうどお昼だからいいじゃない」などという話になるのですが、そんなに都合よく僕の体内時計はブエノスアイレスに合わせたり日本に合わせたりはできません。それでもやっぱり眠い目を擦って行くだけの価値はあり、夜が深まるにつれてどんどんレベルが上がり、曲が終わるごとにポンポンポンポン、アチラコチラでスパークリングワインが開いていく。こういう環境で踊るタンゴは格別に贅沢な気持ちになれるわけなのです。

 ちなみにこのLa Virutaは、僕が初めて行ったブエノスアイレスのミロンガであります。タンゴをはじめて半年でひとりブエノスアイレスへ来て、その日の夜、Joe先生と酒を飲み、「ところで たけすぃ、こっち来てミロンガは行ったのかよ?」と聞かれ、今日着いたばかりで行くわけがないと答えると、「バカだなぁ、ブエノス来てミロンガ行かなきゃ意味ねえじゃん! ......わかった。今から行くぞ!」とタクシーに乗せられ、知らない土地でいきなり降ろされ、「じゃ、頑張って来いよ!」と去って行かれた思い出の場所。どの建物がミロンガ会場かもわからず、ミロンガのシステムも知らず、帰ろうと思ったら宿のアドレスを書いたメモを失くしていてそれも叶わず。いかにもミロンガへ行きそうな人を見つけて後を追い、なんとか中に入ったまでは覚えているのですが、あとは飲み過ぎて記憶は曖昧。めちゃくちゃ混んでいるのに、ときどき人がフロアから消えるときがあって、初心者の僕としてはそれがコルティナであることなど知る由もなく、「今だ!」とばかりに誘いに行って踊ったことは辛うじて、どうやって宿に辿り着いたかについては完璧に覚えておりません(´;ω;`)

 そういえば、昨夜の帰り、(今夜のLa Virutaはコルティナがなかったなあ......)などと思いながらシューズを履き替えようとしたら、片方だけしかタンゴシューズを履いていませんでしたたしかに踊っている途中、なんだかフワフワするなあと思ったので、「今日はスニーカーで踊ってるみたい!」と言って足元を確認したら、ちゃんとタンゴシューズを履いていたのですが、そっちだけだったんですね。同じようなデザインのシューズでよかったです(笑)