しあわせ|Tangoの話であったり なかったり

しあわせ

2017年10月16日

 金曜日のこと。二日酔いでベッドの上でもがいていると、嫁さんが「油揚げとモヤシしかないけど何が食べたい?」と聞いてきました。その組み合わせでどれだけレパートリーを持っているのだろう? と思いましたが、食欲もなかったので任せると、雑炊を用意してくれました。その日の夜は麻布十番でAsado Milonga vol.2で使用するお肉の試食会議があったのでステーキを存分に戴き、その後、ミロンガへ行って居酒屋へ。

 そんなわけで買い物へ行く時間もないまま土曜日。またもや嫁さんは、「油揚げとモヤシしかないけど何が食べたい?」と聞いてきました。なんだか嬉しくなって任せてみると、今度は梅味のパスタと和え物を出してくれました。ちなみにこの日は彼女の誕生日。情けなさ過ぎる話ではありますが、ケロッとしている嫁さんを見て、本当に有り難いと思ったわけでございます。

 昨日は九州へ行こうとも思ったのですが、従兄妹と相談した結果、日を改めることになり、朝から撮り溜めていたテレビ番組をみて、掃除をして昼間っから風呂を沸かして気持ちだけでも温泉気分を味わうと、ある方から教えて頂いた1㎏丸ごと焼き上げたステーキを出してくれるお肉屋さんに行ってみようという話になって、予約の電話を入れてみるも終日満席。結局、最近お気に入りの焼き鳥屋さんへ行きました。

 飲んでいる途中、カウンターに座っているオジサンが隣のオネエチャンに「〝幸せ〟の意味を知ってるか? 死と隣り合わせだから〝しあわせ〟なんだよ」というようなことを言っているのが聞こえてきました。僕にはまったく同感できなかったわけなのですけれどもしかし、この店には確かに妬みや見せかけとは無縁の小さな幸せがアチコチに散りばめられていて、心地よくお酒を飲むことができました('-'*)