目的|Tangoの話であったり なかったり

目的

2018年3月20日

 原稿を読んでいると、「いろんな知識を持っているなあ......」と感心しつつ、しかしながらそこばかりが目立って、日本語としてはよくわからない場合があります。そういう部分てタンゴにも通じるところがありますね。

 さて、毎週月曜日のLOCAのレッスンは、通常のグループレッスンとは違って練習会形式をとらせて頂いております。こういうスタイルを「プラクティカ」と呼ぶわけですが、僕がイメージするプラクティカと僕が目にするプラクティカには少々ズレがあるようなので、ここではあえて練習会とさせて頂きます。

 このクラス......というよりそもそも僕のクラスは入会制ではないので、予約さえして頂ければ誰でも来たいときに来て頂いてオッケーなのですが、特に月曜日は、教室の垣根を越えて、自分の考えを披露したり試してみたり。皆さんの真摯な姿に心打たれます('-'*)

 先生によって考えがまちまちなのは当然として、僕がタンゴを教えている目的は、タンゴに興味を持って下さった方を世界中の誰とでも楽しく踊れるようにお手伝いさせて頂くことです。技術をどこまで高めるかは御自分で考えること。根底にあるタンゴの共通言語と、明らかな間違いを指摘したり疑問に対して自分の見解を話したりはしますが、「これが正しい」という言い方はしないようにしています。そもそも将棋や文章、大きく言うなら幸せなどと同様、タンゴに絶対的な正解があるとは思えず、だからこそ面白味があると感じているからです。特に2020年は、東京オリンピックに合わせて海外から多くの人が来ます。少なからずタンゴが踊れる人もいるでしょう。日本に居ながらいろんな国の人と踊れる貴重なチャンス。この機会に是非、思う存分、タンゴを楽しんでもらいたいなあ......と考えているわけでございます。