ペース|Tangoの話であったり なかったり(β版)

ペース

2019年11月23日

 きのう「Concept Milonga "AGITO"~For Next Tango Generations~」にお越し下さった皆様、本当に有難うございました。このミロンガについては告知を行なわない、いわゆるクローズのミロンガで、基本的に参加者どなたかからの紹介という形式をとらせて頂いております。そうすることで、ミロンガのコンセプトをブレにくくしたいという狙いがあります。

 このミロンガは、だいたい月一回ペースで不定期に行なっており、はやいもので6回を終えました。今回は名古屋から4名ものタンゴファンの方々が遊びに来て下さり、「名古屋でもこういうミロンガをやりたいなあ......」と仰って頂き、嬉しく思っています。最近のブログにも書きましたが、僕はタンゴをするうえで大義のようなものは持っておらず(僕にタンゴを教えてくれた先生たちの顔に泥を塗ってはいけないという気持ちは強く持っていますが......)、ミロンガを企画する際も、「こんなのやったら面白いんじゃないかな?」と、非常に軽い感じで考えています。それはact*squareのような大きな会場でのミロンガについても同じです。最近あちこちでミロンガをさせて頂くようになってきて、どこら辺からオーバーペースと自分が感じるようになるのか。どういうシチュエーションだと感じやすいのかがわかってきたので、そこら辺のコントロールが今後の課題かなと思っています。

 ときどき、「もっと頑張ったらどうだ?」という意見も頂戴するのですが、僕は苦手なんですよね。ゆえにLOCA以外のミロンガはすべて不定期開催にさせて頂いているし、LOCAも基本的に予約制にさせてもらっています。はやい話、辞めたくなったらいつでも辞められるというスタンスが性に合っているわけなのです。会社を辞めた理由もそこでしたしね。給料をもらっていても無理だったのに出来るわけがないと言ってもいいかも知れません。しかし、そうすると必ず、「タンゴを本気でやってないのか」と言い出す方がいらっしゃいます。「プロとは覚悟だ」とかね。確かに格好いい考え方だと思いますが、タンゴに限らずその言葉に縛られ過ぎて傍から見ていると痛々しいと感じることもあって。僕はこの業界においての存在意義は、自分のことを必要として下さる人がいるかどうかの一点だと考えています。そして必要として下さる人を頑張って増やそうという気持ちはありません。こういうのは縁だと思っていますので。だからといって手を抜いているわけではなく、逆に手を抜きたくないからペースを見誤らないようにしなければならないと考えているわけで、例え誰ひとり僕を必要として下さる人がいなくなったとしても、僕がタンゴそのものを辞めることはないし、タンゴを大事に思っているからこそ義務にはしたくないんだよなあ......。僕にとっての覚悟とは、そういったところにあります。すると、「そんな理想論で飯が食えるか」って話にだいたいなるんですけど、そういうことも含めて「ペース配分」と言っているのになあ、今できることを精一杯やっていきたいなあというところでございます。