SINRUMBO|Tangoの話であったり なかったり(β版)

SINRUMBO

2017年4月 8日

 ブエノスアイレスに到着して一週間。街の排気ガスや喧噪も、だいぶ肌に馴染んできました(笑)

 辻さんに代わって......といったらアレですが、こちらで困ったときに相談させて頂いている「T子さん」という女性がいます。彼女はGW やお盆休みといった大型連休のときに東京へ来て、時間の限りレッスンとミロンガへ通って福岡に帰るということを何度か繰り返されていたのですが、10年ほど前、ちょうど僕がブエノスアイレスに居る頃、「年に2回も東京へ行くんだったらブエノスに来ちゃった方がいいかな? と思っちゃったー」と話していたかと思ったら、そのまま仕事も旦那も見つけ、すっかりこの街の住人になってしまわれました。彼女には、レートの良い両替屋さんや、翻訳ソフトでは解読不能なスペイン語で書かれたメッセージの通訳など、とてもお世話になっているのですが、なかなかタイミングが合わず、ようやく昨日、お会いすることができました('-'*)

 お昼はカルロス・リバローラ先生が忙しい合間に時間を作って下さり、レティーロ地区にあるレストランへ連れて行ってくれました。待ち合わせ場所から向かう途中、オススメの革製品屋さんや貴金属店も教えて下さり、さすがマエストロはセンスもいいなあと脱帽した次第でございます。

 カルロス・リバローラ先生といえば、改めて説明するまでもなく偉大なるタンゴダンサーであり、年に2回は必ず日本に訪れ、ずっと日本のアルゼンチンタンゴ界の発展に尽力されておられる方です。以前、恵比寿で行なったミロンガのことを覚えていて下さり、今後ミロンガをオーガナイズしていくうえでの大事なことを、いくつも学ばせて頂きました。リバローラ先生と居ると、滝のようにアイデアが降ってくるのです。心から恐ろしく凄い方だと思います。

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 ちなみにこのレストラン、通りの窓越しからも、豪快に肉を焼いている光景が見られます。他に言葉はありません。とにかく幸せなランチでございました('-'*)

 夜は、8回目のアルゼンチンにして初めて、本家SINRUMBOへ行って参りました。

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 日本のSinRumboでマスターまでやっていた僕が、なぜこれまで行っていなかったのかというと、深い意味はまったくなく、皆さんが口を揃えて「SINRUMBOはチョット遠いよ」と言うので、物凄く離れた場所にあるものだと思っており、タクシーを極力使わない僕には、なかなか縁がなかったわけでございます。この日は覚悟を決めてタクシーを使用。アパートから20分くらいの距離で、片道約150ペソ、マクドナルド1回分という感じでしたかね。そうやって考えると、こちらのタクシーは日本より安いと思いました。

 シンルンボのオーナーには、リバローラ先生が予め僕らが行くことを伝えておいて下さっていたため、それはもう、大歓迎を受けました。しかし、それゆえ周りからは、「あのアジア人は何者だ?」という好奇の視線を向けられ、踊るのが恥ずかしかったです。でも、こういうことを、一つひとつ乗り越えていかなければならないんですよね。ほんとリバローラ先生の思慮の深さには脱帽でございます。

 ブエノスアイレスに到着して何回かのミロンガまでは、本当に楽しさしかなかったのですが、日に日に本場ならではの奥深さが見えてくるようになってきて、最近はチョット恐いです(笑)。ですが、今までの経験は一度全部忘れて初心に戻ろうというのが今回のテーマのひとつでもありますので、表面だけを取り繕わずに楽しさを忘れないよう、ミロンガ通いを続けてみようと思います。