感謝|Tangoの話であったり なかったり(β版)

感謝

2019年3月 5日

 ブエノスアイレスに旅行中の生徒さんから、ミロンガへ行ったりシルビアのレッスンを受けたり、僕が紹介した向こうにいる日本人の方と一緒に食事をしたりと、ときどき楽しそうなメッセージが届きます。シルビアの踊りの中に僕が感じられるというようなニュアンスのコメントも入っていて、レッスンもまるで僕に教わっているようだと書かれていました。勿体ないほど有難い話です。でもほんと、こうしてレッスンを積み重ねて掴んだチカラで本場に踊りに行って楽しく過ごせているということが、どれだけ僕にとって嬉しいことか。

 ......と思っていると、今度は懐かしい人からFacebookの友達申請が届きました。僕が編集プロダクションをやっていた頃、仕事を手伝ってくれていたバイトの男の子(当時まだ彼は学生だったので)です。もともと法学部だったのに、ひょんなことから知り合いになって編集業務をしていくうちにマスコミの世界に興味を持つようになり、就活では電通と講談社に合格。どちらがいいか質問をされたので、「そりゃ講談社だろ」と答え、それがきっかけになったかどうかは知りませんが実際に講談社を選択。当時、編集者はもちろん、ライター、カメラマン、デザイナーなどすべてが女性スタッフで構成されていた某雑誌初の男性編集者となり、「周りが女性ばかりだから自分自身が男である確信を持ちたくてキックボクシングをはじめたんですよ」と飲みの席で話していたと思ったら、アマチュア日本チャンピオン。顔は一緒に仕事しているタレントさんが気の毒になるほどイケメンだし性格は爽やかだし、Facebookに投稿されている彼の写真をチラッと見ただけでも目の保養になるというか、とにかくこの世にこれほどいろいろなものが備わっている人間が存在するのかと思う男でございます。そんな彼から「飲みに行きましょうよ!」と誘われて、スケジュールを合わせたら「場所はどこがいいですか?」と尋ねられ、四谷を希望したら「どこか店おさえておきますね」と連絡が来て、おいおい俺のホームグランドで強気だなと思ったら、ちゃんと僕が選びそうではないにも関わらず僕好みの店がチョイスされていて、なんだか羽交い絞めにして頭ぐりぐりしてやりたいほど可愛く思いました。

 僕のような仕事は出会いが多いぶん別れも多くて、時にやりきれなくなることもあるけれど、こういったこともあるおかげで前を向いていられるような気がします。