黒にんにく|Tangoの話であったり なかったり(β版)

黒にんにく

2018年9月10日

 つい先日、嫁さんが仕事から帰ってくるなり、「たけしさん! 黒にんにくって食べたことある?」と聞いてきて、「ないよ」と即答すると、あまり感情を表に出すタイプではない彼女が珍しく熱く語りだしました。ちょうどその頃、嫁さんは絵画のデモンストレーションのリハーサル中で、朝から晩まで画家の先生たちと一緒に過ごしており、先生たちが午前中と午後に一粒ずつ食べているところを彼女も一粒もらったのだとか。

「とにかくすんごいの! きょう食べたニンニク焼きとか比べ物にならないんだからっ!」

 手元にあるならともかく話だけでこのテンションに合わせるのは難しく、「へえ......」と素直な気分で答えると、「ねえねえ、たけしさんも食べてみたい?」と詰め寄ってきて、「そうだねえ、あれば食べてみたいねえ」と言った翌日、早速「先生からもらっちゃった!」と手渡されました。

 今すぐ試して欲しいという視線は感じたものの、次の日はレッスンがあり、そんなに効くならそのぶんニオイもきついのではないかと思って確認すると、「さあ、どうだったかな。一蓮托生だったから......」と、なんとも煮え切らない返事がきたのでその日は回避。翌日の夜は泥酔していたので更に持ち越し。昨日の昼間、ようやく一粒頂きました。

 とにかくすんごいの! 粉末、錠剤、ドリンクなどなどエネルギー回復系の商品はいろいろ試してまいりましたが、桁がいくつも違う感じ。ゲームのアイテムが現実にあらわれたような感動を覚えました。すると嫁さんが、「これをくれた先生の奥さん、あちこちの黒にんにくを食べまくって辿り着いたみたいよ」と言い、僕は思わず、「それは有難いやねえ......」と、日本昔話に出てくるお婆さんのような口調でしみじみ頷いてしまいました。

 ちなみに僕の場合、先の画家の先生たちのように午前と午後の二回は多すぎ。今は食べたその日なのでなんとも言えませんが、一日一粒どころか数日保ちそうな感じが致します。いま現在、午前4時。キーボードのタッチが早いこと早いこと。ここへきて、アルゼンチンのお供に強力な助っ人が登場してきた気分でございます。