日曜日|Tangoの話であったり なかったり

日曜日

2018年10月22日

 進んでは戻りを繰り返しながら、11月4日のTodoroki TANGOへ向けてのプレイリストを作成しています。今回もまたセオリーはあまり気にせず、「これマジ踊れるの?」という曲もふんだんにまぶしながら構成しています。一般的にブエノスへ行って帰ってくると、よりクラシックな曲を選びたくなるものかも知れませんが、というか僕も昔はそうだったのですが、好きかどうかはともかく曲と共に記憶が蘇ってくるアルゼンチン人とは違いますからね。言ってみればジュリーから山口百恵、ピンクレディと続いているなか、突然、米津玄師が流れたときの違和感と言いましょうか。きっとアルゼンチン人にはあるでしょうが、タンゴの歴史の浅い日本人には知識としての歴史しかないから違和感のポイントがじゃっかん違うと思うのです。もちろん、戦前や戦後間もなく日本でアルゼンチンタンゴが大ブレークした頃を知っていらっしゃる方は別なのですが。ちなみに僕にとって曲と共に記憶が蘇ってくるのは、小学校の登校時に流れていたカナロの「Pampa」や、タンゴをはじめた頃に聴いていたForever Tangoでしょうか。

 Todoroki TANGOも次で9回目になるのかな。2回目以降は多少の差はあるものの、だいたい同じくらいの人数の方にお越し頂いていて、当初はアルゼンチンワインを2ダース用意していたのですが、お酒の好きな方が多く集まる傾向にあるのは変わらないものの、回を重ねるごとに飲まれる量が減っていき、前回については3本しか減っていませんでした。まあ、このときは嫁さんの誕生日で差し入れのお酒があったこともあるのでしょうが、それにしても量が減ってきています。その理由を考えると、やっぱり皆さんが踊っている時間が以前より長くなっているんですよね。......なもので、リスクはあるものの、セオリーより感覚重視で構成しているわけです。

 ちょうど今、折り返し地点に差し掛かっているところ。ヘッドフォンをしてPCに向かっていて、1タンダ組めたのでいったん作業を止めると、嫁さんが「靴持ってきて」というので何かと思ったらベランダにテーブルと椅子がセットされていて、その上に料理とビールが並んでいました。「今日は天気がいいからね」と......。僕は作業をはじめるとトイレに行くのも面倒な方なので、襖を開けて外の天気の確認などするわけもなく、ベランダに出て夏のような陽射しに驚きました。アルゼンチンでは毎日のように昼過ぎからこうしてベランダで過ごしていたわけですが、こうして東京でも同じようにできることに幸せを感じつつ、ビールのあとは先日買ったばかりのグラスでワインを飲みました。自分で買っておいてなんですが、グラスでこれほど味が違うものかと思うほど美味しかったです。おかげで飲み過ぎて夜がはじまった頃にはダウンしてしまったのですけどね(笑)

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