最近|Tangoの話であったり なかったり

最近

2019年5月19日

 僕の幼馴染でもある義弟が両親を連れて山口の実家に挨拶へ行くということで、お義父さんから僕らも来るように言われたのですが、当の本人たちから家を空けている間の猫の世話を頼まれたので、嫁さんのみ帰省。「わたしが居ない間ゆっくり羽を伸ばしてね!」という言葉に甘えて遊びまくってやるぞ! といろいろ画策しておりましたが、蓋を開ければブログも更新せず、言い訳がましいのを百も承知で5月26日のTodoroki TANGO用の選曲構想を練りながら、岡ちゃんと歴戦王ネルギガンテを狩りに出掛けております。

 さて、先日のZONA TANGO TOKYOでの話。僕の行きつけのバーのマスターも遊びに来てくれていて、お礼を言いがてら飲みに行って感想を聞いてみたところ、「ダンスパーティというものがあんなに素晴らしいものだとは思わなかった」と仰ってくれた反面、「あの女性はきっとこの日のために美容室で髪を整えてきたんだろうなとか、全員、俺が惚れちゃいそうなくらいオシャレしているのに、男の方は普段着の人がちょこちょこいて、そんな恰好で綺麗な女性を誘うのか? と思いました」とも言われました。ちなみに彼はというと、普段はボロボロのTシャツとジーンズ姿でカウンターに立っているのですが、この日は何度も会っているはずの嫁さんが気付かないほどバシッとキメて来てくれていました。
 一方、ミロンガデビューを果たした(Todoroki TANGOを除く)若い女性の生徒さんに感想を聞くと、「イケメンと踊るのはいいけど変な爺と踊るのは嫌です」と、清々しいほどハッキリとした答えが返ってきました。僕なりの解釈では、「イケメン=若くてルックスがいい男」ではなく、バーのマスターが仰っていたことと同じような意味合いなのかなと受け取っております。タンゴ経験がない、または浅いからこそ言えたことかも知れませんが、そこにはひとつの真実があるように思えます。身嗜み大事です。

 ......そんなことがあったタイミングで生徒さんが面白そうなスペースを見つけてきてくれて、先日一緒に内見へ行ってきました。ブエノスアイレスの古いミロンガというかサスペンスドラマにでも出てきそうというか。とにかくアングラ感がとても気に入り、床はコンクリートなので全然タンゴには向かないのですが、それを差し引いても雰囲気がいい。現在その生徒さんと企画を詰めているところです。若い人たちの意見を取り入れながら、次のタンゴ世代へ向けたミロンガが作れたらいいなと思っています('-'*)