あした|Tangoの話であったり なかったり

あした

2019年6月27日

 膝、腰の痛みが長期戦になりそうだということを気持ちが理解しはじめてきました。去年アルゼンチンに行ったときにも脚を痛め、帰国してからそれなりに足腰の強化に努めてきたんですけどね。これがあっさり、情けないほど踏ん張りがきかない。......まあ、それでも左半身麻痺で車椅子生活をしていた頃から見れば、歩けるようになっただけでも奇跡的。それがタンゴを踊っているわけですからね。......あ、余談ですが、時々「わたし運動オンチだから」「リズム感ないから」と言うビギナーの生徒さんがいて、そのたび僕は、笑いながら「大丈夫だよ」と答えています。やれば出来るなんて意味ではなくて、あの頃の僕よりはマシだと思っているからです。リハビリの時に嫌というほど自分の身体とは向き合ってきたし、多くの生徒さんとも出会ってきました。なので一瞬みれば、だいたいその人がどのくらいどうなのかというのはわかるものなのです。で、僕は決してお世辞は言いません(笑)。なので、「大丈夫」と言うからには大丈夫なのです('-'*)

 さて、明日からConcept Milonga "AGITO" ~For Next Tango Generations~」がスタートします。いつもミロンガの直前というのは心が不安定になるのですが、AGITOについてはこれまでのどのミロンガともその理由が違います。どうなるか予想がまったくつかない......というより「しないようにしている」と書いた方が正解かな。名前のとおり次の世代の人たちがどんどん新しいことにチャレンジし、僕は足手纏いにならないよう注意する。「いつかこういう日が来たらいいなあ......」と思っていたことが明日実現します。これほど嬉しいことはありません。