昨夜の話|Tangoの話であったり なかったり

昨夜の話

2019年9月20日

 きのうは濃いィ夜でした。勿論それは、カルロス・リバローラ先生が僕の古巣であるSinRumboにプライベートで遊びに来られるということで母から電話で相談され、急遽ミロンガの会場をLOCAではなくSinRumboにしたことによる一連の部分なんですけどね。リバローラ先生とは、記憶が曖昧ですが確かはじめてお会いしたのは僕がタンゴを学ぶ前じゃなかったかな。以来、あまり接する機会はないものの、例えば僕が選曲をはじめた頃は、「なんだこのスーパーのBGMみたいな選曲は......」と笑われたり、深夜に「この曲で踊れ」と次々難題な曲を流し続けられたり、act*squareのミロンガに遊びに来てくれたときは、「次は東京ドームでやりなさい」と言われたり。ブエノスで会えばリハーサルの合間を縫ってランチを御馳走してくれたり、美味しいピザ屋さんや穴場のミロンガを教えてくれたり......。おっかなくも有難い人であります。そして、出会った頃は彼の凄さがまるでわからなかったのですが(笑)、回を重ねるたび肌で感じるようになってきて、昨夜もいかに自分がまだヒヨッコであるか、骨の髄まで思い知らされました。この感覚はマリア・ニエベス先生やシルビア・トスカーノ先生と通じるものがあり、同じフロアに立っていると、姿は見えなくても音のとり方と共に存在感がビリビリ伝わってくるんですよね。

 また、約二年半前。僕がSinRumboを辞めて嫁さんとブエノスアイレスへ行く直前に彼のところへ挨拶に行ったとき、嫁さんが1タンダ踊ってもらったわけなのですが、そのときは「練習がんばって下さい」というコメントだったのに、昨夜ラストタンダを踊ってもらったあとは、「グッドダンサー! たけしの尻を叩きなさい」と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。......まあ、後半の言葉は余計ですけどね(笑)。ホント、成長を見届けてくれているようで感謝感謝でございます。

 そうそう! あしたのグループレッスンは16時からに変更。ミロンガはお休みさせて頂きます。どなた様もお間違えのないよう宜しくお願い致します。