ミロンガ開催にあたり|Tangoの話であったり なかったり(β版)

ミロンガ開催にあたり

2021年9月19日

 本日、9月19日。Milonga「La Cumparsita×AGITO Vol.4」を開催致します。先日の横浜赤レンガグランミロンガの際に告知させて頂いておきながら、その後なんの続報もお伝えできず、まことに申し訳ありませんでした。今回については新型コロナウィルスの感染状況を踏まえ、LOCAとLa Cumparsitaの生徒さん及び、いつもミロンガ、ライブにお越し下さっていて、デルタ株のこともあるのでこれまで以上に感染対策に御協力頂けるかたのみに限らせて頂いております。ならばネットに告知文を載せるのはどうかと考えてのことだったのですが、「あのミロンガどうなったの?」「噂に聞いたんだけど......」という声もあり、御説明をさせて頂くことに致しました。

 コロナ禍においてのミロンガについては様々な考え方があり、それぞれ理解できる部分もあって、もう頭がふにゃふにゃになるくらい、常に考えて考えて考えております。ぶっちゃけ恐いし疲れます。それでも開催する原動力は何かと自分に問いかけたとき、必ず思い出すエピソードがあります。3.11当時、僕はSinRumboというタンゴバーで働いていて、その二日後にレコードコンサートが予定されていました。まだ余震も続いているなかだったので、イベントを企画されていた代表のかたに延期の打診をしたのですが、「タンゴを聴きながら死ねるなら本望だ」「戦時中だってタンゴを聴いて乗り越えてきたんだ」と説得され、心のどこかで(今どうしても聴かなきゃいけないってことはないんじゃないかな......)と思いつつ、万が一の避難経路や避難の仕方など十分に打ち合わせをしたうえで開催することになりました。結果決して広くはないスペースに60名くらいのかたが来られたでしょうか。生きた心地がしなかったです(笑)。そして、その日聴いたタンゴは今でも忘れられないほど心に染みております。

 いつか「何年か前は踊るたびにアルコール消毒をしてマスクもつけたまま踊ったんだよ」と今のミロンガ事情を知らないひとに話したら、「そこまでして踊る?」と驚かれるかも知れません。

 もちろんウィルスと地震を同列に扱うことは出来ません。しかしこの一年半、コロナと隣り合わせのなかミロンガを開催してきて、今ならではのタンゴの有難さや魅力も感じています。なので感染状況によってその都度制限は異なってしまい御迷惑をおかけ致しますが、なるべくリスクをおさえることを最優先しています。御理解頂けたら......というのもおこがましいですが、これが本当のところです。一日も早く、気ままにミロンガを楽しめる日を心待ちにしています。