ミロンゲーロパンツ|Tangoの話であったり なかったり

ミロンゲーロパンツ

2019年5月29日

 先日......といっても、もう数ヶ月前になりますが、あるデザイナーさんにお願いしてミロンガ用のパンツを作ってもらいました。以前にも何度かオーダーメイドのスーツ屋さんに発注したことはあったのですが、そこは本来ビジネススーツが専門で、「やっぱりなんか違うな......」という感じだったんですよね。なのでブエノスへ行ったときにコツコツ集めておりました。しかしブエノスで買ったパンツは、いかにもこれがタンゴだ! というシルエットでラインも悪くないのですが、いかんせん縫製が雑。ファスナーはすぐ壊れるし、この前なんてレッスンが終わって帰って来たらケツの部分がパックリ割れておりました。

 今回お願いしたパンツは生地から自分で選び(実はメンズスーツのテキスタイルデザインをやっていたことがあるのです)、下半身だけでなく上半身も細かく採寸してもらいました(下半身だけで十分かも知れませんが、全身の寸法がわかっていた方がより身体に合ったデザインになるため)。昔シルビア先生と一緒にブエノスでオーダーメイドスーツを作ったとき、タンゴ用の場合どこをどのように注意するかは学んでいたのでそのあたりも注意し、逆に僕が気にしていなかったヒップラインなどは細かくデザイナーさんがチェックして下さいました。

 こうして出来上がったパンツは格別であります。他のパンツはもう履きたくないくらい。いいものはホントいいものです。それにしても僕は、破れたケツのままレッスンをしていたのだろうか......。