昨夜|Tangoの話であったり なかったり

昨夜

2019年12月 3日

 昨夜のプラクティカは、「ああ、この仕事をしていて本当に良かったなあ」と思える時間でした。プラクティカはグループレッスンと違って、全員で同じことをするわけではありません。例えば昨夜の場合は、ある男性はバルドッサと後ろオーチョ、ある男性はコンビネーション、ある男性はヒーロ。それぞれペアを変えながらの練習し、僕は女性陣にボルカーダのレクチャーをしておりました。年齢もキャリアもバラバラでしたが、先輩が後輩を教えたり、女性がどうしたら動きやすいかを男性にアドバイスしたり、男性同士で練習したり。そこには傲慢さや嫉妬、劣等感もなく、向上心のみが存在していました。ちなみに今まではそうじゃなかったのかというと、そんなことはないのですが、このクラスの成長を肌で感じたわけでございます。

 練習しているときは「早く上達したい」、「上手になったら楽しめるはずだ」という気持ちで取り組むわけですが、あとになって振り返ると、意外と色々考えながら練習している瞬間が楽しかったりするもののような気がします。